DivaBlog
月経カップ、私にも使えるの?
月経カップの歴史は意外にも古く、1930年代から存在していたものの、最近になってようやく注目されるようになりました。
海外では、コメディアンで女優のエイミー・シューマーやイラナ・グレイザーが、コメディ番組の中でディーバカップについて言及しています。
また、映画『ブラック・クリスマス』には、女子学生の一人がディーバカップを探すシーンがありました。
日本でも、雑誌やテレビなどのメディアで取り上げられることが増え、自分にも使えるのかなと気になりはじめた方もいるかもしれません。
2002年の販売開始以来、20年近く月経カップ界をリードしてきた私たちが、月経カップを今すぐにでも使いたくなる情報をお伝えします。
月経カップとは?
月経カップは、小さくてやわらかいベルのような形のカップで、数ある月経カップの中でメジャーとなっている素材は医療用シリコーンです。
これを腟に挿入し、カップに経血を溜めて使用します。
タンポンのように腟の中で経血を吸収するのではなく、液体のままキャッチできるのが大きな違いです。
見た目や使い方はいたってシンプルですが、使ってみると、実はとても奥が深いのです。
では、月経カップユーザーがカップを使うようになった理由を見ていきましょう。
月経カップユーザーになったら得られるメリット
1:くり返し使えるからエコ・フレンドリー
ナプキンまたはタンポンのみで生理期間を過ごした場合、1人あたり、年間で平均240個を消費・廃棄します。
これらの生理用品は手軽に使用できる反面、プラスチックやレーヨンなど、自然に分解されないものが素材に多く含まれているため、環境だけでなく人体への影響も懸念されています。
一方の月経カップは、洗ってくり返し使えるためエコ・フレンドリー。
体と相性のよい医療用シリコーンで作られているため、正しく使えば人体への影響はほぼありません。
2:抜群のコストパフォーマンス
月経カップは5000円前後するため、ナプキンやタンポンに比べると初期投資が大きく感じるかもしれませんが、一度購入すればくり返し使用できます。
つまり、長い目で見れば抜群のコストパフォーマンスです。
ディーバカップは個人で管理する衛生用品*のため、最終的にはユーザーそれぞれの判断でカップの交換時期を判断することになります。
なかには10年間くらい使用するユーザーもいますが、数年で交換するユーザーが多いと感じています。
少し短く感じる方もいるかもしれませんが、仮に2〜3年で交換したとしても、使い捨て生理用品を買い続けるのと比べると、大きなコスト削減につながるのです。
*使用方法やお手入れ方法など、さまざまな要因で寿命は変わります。
3:最長12時間連続使用可能
月経カップはナプキンやタンポンに比べて、より長い時間、連続使用が可能なため、アクティブな生活をされている方にぴったりな生理用品です。
学生、会社員、専業主婦、アスリート・・・みなさんそれぞれとても忙しい日々を送っていると思います。
経血量にもよりますが、ディーバカップは最長12時間装着できるので、「やりたいこと」に集中できるようになります。
スポーツ界では、プロバスケ界のスター、レイシャ・クラレンドンや、リオデジャネイロ五輪の金メダリスト、ナターシャ・ヘイスティングス(陸上)は、ディーバカップを愛用している私たちのパートナーの一人です。
4:ケミカルフリーで安心
現在、世界的に生理用品(月経カップ含む)の原材料をすべて明記する規程はありません。
しかし、ディーバカップではお客様に安心して使っていただくために、自主的に原材料を明記するようにしています。
ディーバカップの原材料は、医療グレードのシリコーン100%、かつBPAフリー*。
さらに、化学物質やプラスチック、着色料などは一切含まれていません。
環境にやさしいだけでなく、体にもやさしい製品ですので、安心してお使いいただけます。
*BPA:健康上の問題が指摘されている工業用の化学物質のこと。プラスチックの食品パッケージや、飲料缶、缶詰などの内側のコーティング、エポキシ塗料などに使用されている。
5:経血量や体の状態の把握に役立つ
月経カップを使うようになると、ただ生理期間が快適になるだけでなく、毎月の経血量や、腟、骨盤底筋、その周辺の状態を知ることができます。
生理に関する知識や自分の体の情報が増えるのが楽しい・面白いと感じるのも、月経カップを使用することで得られる大きなメリットです。
自分の月経周期や月ごとの変化を理解することは、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)など、生理や内分泌関連の疾患の診断にも役立ちます。
6:清潔で快適
月経カップは、経血を素材に吸収させて使用するタンポンとは違い、経血を液体のままカップに溜めることができる生理用品です。
素材もツルツルしているため、腟内が乾燥しにくく、素材自体が腟を傷つける原因にもなりません。
また、正しく挿入し、最適な場所に装着できると違和感もなく、カップの存在を感じることなく、快適に過ごすことができます。
タンポンは手軽に使えますが、経血を素材に吸収させて使用するため、経血以外の、腟の潤いに必要な分泌物も吸い取ってしまい、腟内の乾燥や、素材が腟粘膜を傷つける原因になることもあります。
月経カップを使用する前に知っておいてほしいこと
月経カップのメリットについてはわかってきたと思いますが、もっと情報を知りたいという方のために、月経カップを使用する前によくある心配ごとと、その対処法について紹介します。
1:慣れること&コツをつかむことが必要です
月経カップを初回でいきなり使いこなせる方はラッキーです。
多くのユーザーは、最初は試行錯誤しながら、少しずつ使い方に慣れ、コツをつかんでいきます。
私たちのウェブサイトには、ディーバカップデビューした人たちを応援するために、たくさんの役立つ情報を掲載しています。
困ったときには、ぜひ以下のページをチェックしてみてください。
・月経カップの挿入の仕方がわからない→「挿入する」
・月経カップの外し方がわからない→「取り出す」
・お手入れ方法がわからない→「お手入れ&洗浄」
・よくある質問を知りたい→こちら
また、カスタマーサポートではどんなに些細な質問でも受け付けていますので、いつでもお気軽にご連絡くださいね。
2:自分に合ったサイズを見つけましょう
サイズ選びは重要です。
「初めてだから小さいサイズで!」「大は小を兼ねるから大きいサイズで!」というように、なんとなくで決めるのはおすすめしません。
サイズ選びにはいくつかのポイントがありますので、それをふまえて自分に合いそうなサイズを調べましょう。
カップのサイズが合っていない場合、装着中の違和感や不快感が生じやすく、カップが勝手に下がってきてしまったり、漏れてしまったりします。
腟のサイズは、体格や体型で決まるわけではないことも知っておきましょう。
腟はライフステージにようって大きく変化するものです。
たとえば、加齢や妊娠、出産によって、骨盤底筋は弾力を失いやすく、腟の状態は大きく変化します。
そのため、ディーバカップには3つのサイズがあるのです。
ウェブサイトに「サイズ選びのクイズ」を用意しているので、チェックしてみましょう。
3:初期費用はかかるけど、結果的にお得です
前述したように、月経カップの初期投資は、ナプキンやタンポンよりもはるかに高く、お金のことを考えるとためらってしまう、という方もいるかもしれません。
しかし、月経カップは、最初こそちょっとした出費になりますが、長い目で見れば、結果的にお財布にやさしい選択になることを覚えておいてください。
よく知らないものは、「怖い」ものです
月経カップをはじめて知った方の反応が、「おどろき」や「不安」であることは珍しくありません。
よく知らないものは、「怖い」ものです。
でも私たちは、ドキドキしながらディーバカップを使いはじめた結果、「もう元の生理用品には戻れない!」というたくさんのユーザーからの感動の声を日々いただいています。
私たちのウェブサイトの商品レビューには、たくさんの喜びのコメントが届いていますので、ぜひご覧ください。
知らないからこそ、はじめはおどろいたり、避けたくなったりしますが、少し勇気を出して使ってみると、月経カップの魅力に引き込まれますよ。
サイズ選びは慎重に
ディーバカップには、ライフステージに合わせて3つのサイズがあります。
モデル0:生理がはじまって間もない方、または18歳以下の方。
モデル1:19歳から30歳までの方で、経血量がふつうの方。
モデル2:30歳以上で経血量が多い方。
しかし、これはあくまでも目安です。
あなたの年齢層に当てはまるサイズが、必ずしもあなたの体にぴったりフィットするとは限りません。
どれが自分に合っているか、自信がない場合はカスタマーサポートにお問い合わせいただければ、あなたに合うサイズ選びのお手伝いをします。
ぜひお気軽にご連絡くださいね。
月経カップは私にも使えるの?
月経カップについていろいろお伝えしましたが、本当のところ、月経カップを快適に使えるかどうかは、実際に試してみないとわかりません。
そして、月経カップのメリットを実感するには、個人差もありますが3ヶ月ほどかかることを覚えておいてください。
しかし、少しだけ根気強く取り組むことで、新しい世界が見えてきます。
いままで「当たり前」だと思って諦めてきたことも、そうでなくなるかもしれません。
これまでの生理の常識が変わる、新しい生理ケアをディーバカップではじめてみませんか?
ディーバカップについてもっと知りたい方は、以下のブログや、よくある質問のページをチェックしてみてくださいね。
あわせて読みたい記事: