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月経カップを使ったら、処女じゃなくなるの?
最近日本でも、月経カップにトライする10代の方が少しずつ増えていて、「10代でも月経カップを使えますか?」「中高生にぴったりのサイズはありますか?」「処女でも大丈夫ですか?」などの質問を受けることも増えました。
また、10代でも月経カップを使えるかどうかだけでなく、使用することによる処女膜への影響を心配する方も多いようです。
ハッキリお伝えしますと、その心配は不要です!
ディーバカップはセックス未経験でも使用することができます。
そうはいってもやはり実際に使うとなると、疑問や不安がありますよね。
みなさんが安心してデビューできるように、月経カップと処女膜の関係について、わかりやすく解説していきます。
月経カップを使うと、処女を失うことになりますか?
この答えは、「ノー」です。
月経カップを使うことで処女を失うことはありません。
「処女であること」の意味については多くの誤解があり、一般的に昔から存在する“処女を失う”という概念は、“処女膜の有無”で決まると考えられています。
しかし、現在でも処女については医学的な定義がないようで、実際に処女でなくなるのは、セックスという行為によってのみといえるでしょう。
つまり、その人が処女であるかどうかは、本人だけが知っているということです。
以上のことから、月経カップを使っているかどうかで、その人が処女かどうかを判断することはできません。
処女膜に関する事実
事実1:処女膜はさまざまな形、大きさ、色をしている
体の部位それぞれの形や大きさに個人差があるように、処女膜の形や大きさ、色なども人によって異なります。
「処女膜」と聞くと、腟の入り口を完全に覆っている膜のようなものを想像し、破れると穴が開くイメージを持つ方が多いようですが、これは大きな誤解*です。
処女膜は腟口を部分的におおう、小さくてうすい三日月型のひだのようなもので、膜といっても中央部に指1本分くらいの穴が空いています。
腟を完全にふさいでいるわけではありません。
また、薄くてやわらかい人、厚くてかたい人、一部分にしかない人など、それぞれに違いがあるのも特徴です。
なかには生まれつき処女膜がない人もいます。
*ごく稀に、処女膜が腟の入り口を完全にふさいでいることもあります。その場合には初潮がきたあと、経血が流れるようにするための治療が必要になります。
事実2:処女膜は破れたりなくなったりしない
処女膜の生理的な機能については未だ解明されていませんが、多くの医師、研究者の見解では、「処女膜に特に明確な役割はない」とのこと。
しかし、いまなお「処女膜は処女であることの証明」であり、初めてのセックスをしたときにのみ破れると、多くの人が信じています。
実際の処女膜は柔軟なため、伸びることはあっても破れたりなくなったりすることはありません。
また、処女膜は思春期になると徐々に弾力を失っていくことが研究で明らかになっています。
事実3:初めてのセックスで処女膜が必ず伸びるとは限らない
処女膜は通常、伸び縮みするため、上記のとおり、はじめてのセックスで処女膜が必ず伸びるわけではありません。
伸びたとしても、ひだが十分に広がれば出血することはなく、腟が十分にうるおっていれば、痛みや出血がないといわれています。
また、処女膜はスポーツなどで激しく体を動かしたり、タンポンを使用したり、指を挿入したりすることで伸びることもあります。
自分の処女膜の状態を正確に把握することや、セックスによってどうなったのかを確認するのは難しいのです。
初めて月経カップを使用するときのポイント
使い慣れた生理用品をガラリ変えるのは、大きなチャレンジですよね。
初めて月経カップを使うときは、年齢に関係なく、誰でも少し不安になると思います。でも大丈夫。
ディーバカップにトライした方は口々に、「もっと早く使えばよかった!」「生理を忘れるほど快適!」といいます。
そこで、少しでもみなさんの不安を解消するために、初めて月経カップを使うときのポイント4つを伝授します。
ポイント1:女性器のつくりを理解する
月経カップを使う前に、女性器のつくりを理解することが大切です。
まずは腟の入り口周辺を指で触ってみましょう。
慣れてきたら、腟に指を入れてみて、腟の向きや子宮頸部の位置(腟の長さ)を確認してみてください。
指を水で濡らしてからのほうが入れやすいと思います。
指を1本挿入し、それができたら次は2本と、段階を踏んでいくと、スムーズに月経カップを挿入することができます。
ポイント2:女性器を見てみる
女性器の形や特徴などを指で確認したあと、今度は手鏡を使って見てみましょう。
自分の体の一部なのにも関わらず、ほとんどの方が今まで見たことがないかもしれません。
最初はドキドキするかもしれませんが、実際に見ることで理解がより深まり、月経カップへの不安が解消されると思います。
ポイント3:リラックスして、時間をかける
緊張していると、ディーバカップを挿入するのが難しくなります。
挿入する前は大きく深呼吸をし、下半身をリラックスさせてください。
不安な場合は、(1)に戻り、指で練習したあとにトライしてみましょう。
挿入のくわしい手順についてはこちらをチェック!
ポイント4:忍耐強く取り組む
月経カップの使い方のコツをつかむには、通常、数回から数クールかかるといわれています。
焦らずじっくりと月経カップに向き合うことをおすすめします。
うまくいかない場合は少し休んでもよいです。忍耐強く取り組みましょう。
10代におすすめの月経カップ
10代の方には、ディーバカップのモデル0をおすすめします。
2019年に誕生したモデル0は、ディーバカップのなかでも最小サイズ。
モデル1よりも径が5mm小さく、折りたたむとタンポンと同じくらいの細さになります。
これはセックスの経験の有無に関わらず、初潮を迎えて間もない方や、18歳以下の方でも、不安なくトライできるように考えられてデザインされました。
カップ本体の長さがやや長めのため、装着中に奥のほうに上がりにくく、取り出しやすく、カップビギナーには安心感があります。
いかがでしたか?疑問や不安は解消されましたか?
ディーバカップはあくまでも生理用品の選択肢のひとつですが、少しでも「気なる!」「使ってみたい!」と思ったら、ぜひトライしてみてください。
月経カップについてくわしく知りたい方は、「初めての月経カップ。月経カップってどんな生理用品なの?」をチェック!
まだまだ疑問や不安がある場合には、「よくある質問」のページをチェックするか、カスタマーサポートのお問い合わせフォームより、なんでもご相談くださいね!